よく聞かれるDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、それ以外にも「デジタイゼーション」や「デジタライゼーション」など、似たような用語ばかりで混乱してしまいます。そこでイラスト図解入りで「パッと見」でわかりやすく解説していきます。
DXとは「新しい変革」を生み出すこと
全てに「デジタル」と入っているので、基本的にはデジタル化のコトですが、時系列で並べるとわかりやすくなります。
①「デジタイゼーション」アナログ→デジタル化(例:フィルムカメラ→デジタルカメラ)
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②「デジタライゼーション」デジタル技術で既存システムを効率化する(例:画像の同期化)
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③「デジタルトランスフォーメーション」①と②を活用し、新しいサービスやビジネス、文化を生み出す(例:SNSで画像をシェアし拡散する文化)
つまり「デジタイゼーション」により、アナログ情報をデジタルデータへ変換し、
「デジタライゼーション」でデジタルデータやデジタル技術で、既存業務や企業活動全体を効率化し、
「デジタルトランスフォーメーション」(直訳「デジタル変革」)によって、今までにない創造的で新しい変革を生み出すことで、生活をより良くすることを指すことです。
じゃあ「IT」や「IoT」と何が違うか?「IT」は(Information Technology)の略で「 情報技術」、IoTは(Internet of Things)で「モノのインターネット化」で、両方とも「インターネット技術」が関わってきます。
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【IT用語】IoTとは?
DX「デジタルトランスフォーメーション」(Digital Transformation)はインターネット技術も含めた、社会全体の生活や文化を変えるほどの革命的なデジタル概念という、より広くて大きな概念といえます。
なぜ(Digital Transformation)なのにDXなの?
(Digital Transformation)であればDTになる筈ですが、DTは既にプログラミング用語とかぶるため。またTransformationの「Trans」は交差の意味があり、交差を1文字で表す「X」が用いられるので「DX」という略語になりました。
まとめ
「デジタイゼーション」(Digitization)は「デジタル化」、
「デジタライゼーション」(Digitalization)は「デジタル技術で効率化」、
「デジタルトランスフォーメーション」(DX:Digital Transformation)で、新しいサービスやビジネス、文化を創造するコト
と時系列にすると覚えてやすくなります。