地震や津波、火災や浸水害など、状況によっては避難が必要になりますが、避難場所に向かう途中が安全とはいえません。
そこで命を左右するのが「両手を空ける」です。懐中電灯よりヘッドライト、手提げカバンよりリュック、傘よりレインコート、がベストです。
今回は普段のアウトドアや登山にも便利で、防災ガジェットにもなるLEDヘッドライトをご紹介します。
GENTOS(ジェントス)のヘッドライト
GENTOS(ジェントス)は1978年創業のした日本の懐中電灯メーカーです。プロ向け製品の技術をレジャー向けにも反映し、また2001年には「LED」を真っ先に取り入れ、懐中電灯からランタンなど幅広いライト製品をラインアップしているメーカーさんです。
ここではライト専門メーカーであるGENTOS(ジェントス)さん1社に絞り、その中でも性能と軽量さ、価格面から実際に使用してきた経験値から絞り込んだ2品をご紹介します。もちろん耐塵・防滴仕様はIP64準拠を選んでいます。
IP64準拠とは?
耐塵・防滴レベルのJIS基準。耐塵が0~6段階、防水は0~8段階でレベル区分されている
IP64とは耐塵がレベル6(6は最高数値のレベル=塵埃の侵入がない)、防水はレベル4(4 =あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けないレベル)になります。雨の中を長時間使う想定の場合には5以上の防水レベルが必要ですが、通常の使用ではレベル4で十分です。
ヘッドライト種類・タイプ
まずは電源の種類から。大きく分けて3つのタイプがあります。
- 乾電池タイプ(予備が簡単)
- バッテリータイプ(内蔵式は圧倒的に軽い)
- ハイブリッドタイプ(乾電池と専用バッテリー両方つかえる)
バッテリータイプ(内蔵タイプ)は非常に軽いので、日常で使うのは良いのですが、非常用は長期保存が前提です。バッテリーの自然放電などでイザという時に不安なので、乾電池タイプかハイブリッドタイプを選びましょう。
選ぶポイント
ライトが上下に動かせるタイプを選びましょう。同じ姿勢で歩き続ける際、照らしてほしいスポットが調節できるので安全性も上がります。
ハイブリッドタイプ WS-100H(580ルーメン)
WS-100Hはガチ登山でも使え、(軽量なので)災害時にも最適な、ハイブリッド型(充電バッテリーが切れても乾電池も使える)のLEDライトです。
他にも上位機種はたくさんありますが、トータル面で超バランスがとれた厳選ベスト品です。
メリット
- 単3電池1本で使用可能)コード断線の心配がない
- ライトとバッテリーが一体なので、他にも取り付けできる(胸や腰、カバンなど)
- 非常に軽量(バッテリー込みで105g!)
- 予備電源も安心(単3電池3本で使用可能)※エネループでも使える
- 広範囲ワイドからスポットビームまで無段階で調節できる
- 暖色のサブライトが搭載。手元を優しく照らしてくれるため、細かな作業にも最適
実用の点灯時間は2~6時間(Highで2時間、Ecoなら18時間も点灯)で、明るさも550ルーメンと山中はもちろん、街灯が切れた夜間でも充分に安全確保できます。
デメリット
- (後ろにバッテリーボックスがあるタイプと比べると)前後の重量バランスが悪い
乾電池1本タイプ CP-195DB(120ルーメン)
CP-195DBは値CP-195DB段が安くも、明るさも作りもしっかりで軽量!電池1本で中近距離から広範囲に照せて、構造もシンプル。重量を抑えたいガチ登山にもおすすめ。入手しやすい単三電池1本で使えるので、防災用にもっとも適しています。さらに赤色ライト付きなので、明るいと迷惑な場所でも手元をしっかり照らせます。
メリット
- 単3電池1本で25時間使える!(Ecoモード)※エネループでも使える
- 超軽量(69g!)
- 広範囲ワイドからスポットビームまで無段階で調節できる
- 暖色のサブライトが搭載。手元を優しく照らしてくれるため、細かな作業にも最適
デメリット
- ありません!
まとめ
防災用では乾電池1本タイプ のコレ一択!
ハイブリッドタイプのWS-100H(580ルーメン)はバッテリー充電なのでランニングコストに優れ、十分な明るさがありますが、防災用では手荷物を究極に厳選するために命を守る必要最低限の装備としては、単3電池1本で長時間使えるCP-195DB(120ルーメン)コレ一択です!
値段も手ごろな価格なので、私は通勤バックと防災用リュックの両方に入れています。