Chat GPTとは何?
チャットGPTとはAI(人工知能)の1種で、チャット(文字で対話)が得意なコンピュータプログラムです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」(ジェネレーティブ・プレ・トレーニド・トランスフォーマー)の略で、直訳すると、「事前学習をする生成的な変換マシン」ですが、一番の特徴はとんでもない速さとレベルで「文章を作り出す力」です。
こちらが質問や要望を入力すると、ウェブ上の大量なテキストデータから、瞬時に自然な文章を作り出すことができます。その内容も一般的なものから、MBAなど大学院の問題にも「優秀評価」される程のレベル内容で文章を作りだすことができます。
それ故に一部の教育分野では使用が制限されるほどですが、間違った情報だったり、日本語表現がおかしい場合もあったりと、まだ完全というわけではありません。
どこが開発したの?
チャットGPTは「OpenAI」という企業で開発されました。人工知能や機械学習の研究・開発を行っている非営利法人と営利法人からなる企業です。
2015年にサム・アルトマン氏、イーロン・マスク氏(2018年に辞任)らによってサンフランシスコで設立され、マイクロソフトが巨額(2019年10億ドル、2023年100億ドル)の投資を続けており、これまで1強だったGoogleの「ググる」から、この「チャットGPT」ゲームでゲームチェンジを伺っていると言われています。
チャットGPTとsiri、Alexaの違いは何?
チャットGPTもSiri(シリ)もAlexa(アレクサ)も同じコンピュータープログラムで、話しかけると答えてくれる、AI(人工知能)ですが、ポイントは「テキスト」か「音声」かの違いです。
Siri(シリ)やAlexa(アレクサ)は、声で話しかけ、質問の答えや音楽、天気予報など「音」でコミュニケーションしますが、一方のチャットGPTは、キーボードなどでテキストで質問し、それに対してテキストで答えてくれる「テキスト」ベースでのコミュニケーションになります。
つまりSiri(シリ)やAlexa(アレクサ)が音声アシスタント、チャットGPTはテキストアシスタントと、得意分野がちがえど、同じ対話型のAI(人工知能)です。
まとめ
SiriやAlexaなど音声アシスタント型のAI(人工知能)に対し、チャットGPTは、「テキスト」対話が得意なAIです。
「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大量のテキストデータから、人間のような自然なテキスト(文章)を作り出すことができ、大学院レベルの問いでも「優秀」を取るほどのレベルでテキストを作り出すことができます。(とは言え、全て完璧に答えられるわけではなく、場合によっては間違った情報の場合もあります)
またチャットGPTは「OpenAI」という企業で開発されましたが、マイクロソフトが巨額投資を続けており、あのGoogleが誇る「ググる」から、この「チャットGPT」でゲームチェンジを伺っていると言われています。