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ChatGPTを使ってみた_チャットGPTで何ができるの?

チャットGPTとはAI(人工知能)の1種で、チャット(文字で対話)が得意なコンピュータプログラムです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」(ジェネレーティブ・プレ・トレーニド・トランスフォーマー)の略で、直訳すると、「事前学習をする生成的な変換マシン」ですが、一番の特徴はとんでもない速さとレベルで「文章を作り出す力」です。
こちらが質問や要望を入力すると、ウェブ上の大量なテキストデータから、瞬時に自然な文章を作り出すことができます。その内容も一般的なものから、MBAなど大学院の問題にも「優秀評価」される程のレベル内容で文章を作りだすことができます。
それ故に一部の教育分野では使用が制限されるほどですが、間違った情報だったり、日本語表現がおかしい場合もあったりと、まだ完全というわけではありません。

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ChatGPTにできること

チャットGPTでは「まさかこんなことまで・・」というコトまでテキスト(文章・文字)で返してくれます。
例えば「時代は昭和30年で、家族のドタバタ内容で小説を作って」、「小学生にウケるネタを作って」、「泣ける詩を作って」、「オシャレなウエブページのHTMLコードを作って」「入力数を数える関数を作って」などの要望にテキストで返してくれます。
・対人のような会話
・文章の要約、校正、添削
・小説、台本、メルマガ、詩、セリフの作成
・プログラミングコードの作成
・エクセル関数の作成
・キャッチコピーやアイデアの提案
・英文、和文などの翻訳
以上のように、あたかも小説家、脚本家、ライター、教授、先生、SE、プログラマーなど、その道の専門家が返事したかのようなレベルの内容を、しかも瞬時に生成することができるのが「チャットGPT」の最大の特徴です。

ChatGPTのアカウント開設(無料)

ChatGPTは無料で使えますが、利用者が爆発的に増えているので、スグ表示されなかったりエラーが出る場合があります。
なぜなら市場最速でユーザーが増加し、アクセスが集中しているからです。
ユーザー数が100万人に達した日数
1位=ChatGPT: 5日(2022)
2位=instagram:2ヵ月(2010)
3位=Spotify:5ヵ月(2008)
4位=Facebook:10ヵ月(2004)
5位=Twitter:2年(2006)
もし頻繁に使用する場合は、月額制のサブスク版 「ChatGPT Plus」を利用しましょう(月額約2,650円)。ピーク時でもアクセスでき、素早く生成でき、優先的にアクセスできます。

それではChatGPTのアカウントを作っていきましょう。

①アカウント登録
ChatGPTを開発したOpenAI社の公式ページにアクセスします。
OpenAI公式ホームページ
以下の画面になるので、右上の「Sign up」をクリック

英語表記を日本語にしたい場合は「Google Translate」を使って日本語表示できます。
下図の赤い部分をクリックして「日本語」を選択すると日本語表示に変わります。

「サインアップ」をクリックすると、下図画面になるのでメールアドレスを入力。

すると以下のようにOpenAIからメールが届きます。※お使いのメールアプリでメールを確認してください。
英語表示の場合は「翻訳されたメッセージを表示」をクリックすると日本語表示になります。

「メールアドレスの確認」をクリックし、電話認証(電話番号を入力し、スマホに届いたショートメッセージの認証コードを入力)や、名前など基本情報の入力を済ませればアカウント登録は完了です。
※リンクは 5 日後に切れるので、早めに登録を済ませましょう。

使い方

では実際に使ってみましょう。ログインをクリックすると以下のように「OpenAI」の画面になるので、「チャットGPT」をクリックしてください。

以下の画面が表示されます。左側にサイドバーを表示・非表示の選択ができます。
チャットGTPへの質問は下にある「メッセージを送ります。」の欄に入力していきます。

では質問してみましょう。例として「ChatGPTを一言で説明できますか?」と質問してみました。
しかし下図のように、なぜか「自然」という2文字しか表示されません。
理由は無料版ということもありますが、世界的にも利用者が増加し、アクセスが集中しているからです。
そこで「応答を再生成する」をクリックしてください。

すると下図のように「 < 2 / 2 > 」という表示がでるので「< 」をクリックしてみましょう。

すると先ほどは「自然・・」の2文字しか表示されてませんでしたが、きちんと文章が作成されていました。
また「 < 1 / 2 > 」の「 > 」をクリックすると、2つ目の文章も作成されています。

このように多少のタイムラグはありますが、文章はきちんと生成されています。
また質問を繰り返すことで、より深掘りしたり、文章の絞り込み、純度を高くしたりすることもできます。
例として、続けて「小学生でもわかるように説明できますか?」と質問してみましょう。

やはりタイムラグが発生し、瞬時に表示はできませんでしたが、きちんと2つの提案がでてきました。
1つ目が「ChatGPTは、コンピューターのスーパースマートなおしゃべりパートナーです!私はたくさんのことを知っていて、あなたの質問に答えたり、おしゃべりしたりすることができます。どんなことでも聞いてください!」

2つ目は「ChatGPT は、コンピューターの中にいるおしゃべりが得意な友達みたいな存在です。私たちが質問したり話したりすると、いろんなことについて答えてくれたり、アイデアを教えてくれたりします。ないけど、会話たくさん子供のことを教えてくれるんです。」
少し日本語がおかしいところがありますが、質問に対して1つ1つ答えてくれる、まさに「人工知能」を感じれるチャットGTPでした。

まとめ

音声型AI(人工知能)である、Siri(シリ)やAlexa(アレクサ)は「あらかじめ知っていることを教えてくれる」感じですが、チャットGTPでは「考えて答えてる」感じで、まさにAI(人工知能)と対話をしてる感覚、体験ができました。
また驚きなのが「創造力」です。条件や設定を入れると小説や台本、お笑いのネタまで作れ、さらにMBAの問題に優秀判定する文章を作成する程のポテンシャルを持っています。
これに対して、脅威や畏怖も感じる場合もありますが、やっと未来らしいAI(人工知能)キタッ!というワクワク感もあります。

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