会計

投下資本とは?

新しい会社や事業を始めたり大きくするには、元手となる資金が必要ですが、そのお金を「投下資本」といいます。
逆にお金を出す側の人は、お金を出した見返りとして報酬をもらえます。
このように資本投下することで、借りる側も貸す側もお金を増やすチャンスと言えますが、全てが成功するとは言えないので、当然リスクもあるので注意が必要です。

投下資本とは?

投下資本」は「有利子負債」と「株主資本」の合計額で、(買掛金などの負債や、その他純資産は除外します)債権者と株主が投下したお金の投資額を言います。
この計算に必要な情報は貸借対照表(BS)から、有利子負債や株主資本を確認します。

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有利子負債とは?

返さないといけない負債で、銀行など金融機関から借りたお金で、利息をつけて返すお金を言います。
主な勘定科目(例)=「短期借入金」、「長期借入金」、「社債」など

株主資本とは?

株主からの出資金や利益剰余金など、返す必要がない会社の資産、お金を言います。
主な勘定科目(例)=「資本金」、「資本剰余金」、「利益剰余金」など

計算式に表すと「投下資本」=「有利子負債」 + 「株主資本」 になります。

まとめ

新しく事業を始めるためのお金を「投下資本」といい、計算式は「有利子負債」 + 「株主資本」=「投下資本」です。
この計算に必要な情報は貸借対照表(BS)から、有利子負債や株主資本を確認します。
有利子負債は返す必要のある負債(短期借入金、長期借入金、社債)、
株主資本は株主からの出資金や利益剰余金など、返す必要がない会社の資産を言います。
お金を投下することで、借りる側も貸す側もお金が増えるチャンスとも言えますが、当然リスクもあるので注意が必要です。

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