最近よく「クラウド」という言葉を耳にしますが、なんとなく「データを預ける感じ?」で、くわしくはわからない方も多いでしょう。
またiPhone(アイフォン)ユーザーの方はicloud(アイクラウド)を「写真やアプリなどのバックアップ」としてすでに利用されている方も多いと思います。
そこでこの記事では「クラウド」について、わかりやすく解説していきます。
「クラウド」とは「サーバー」です
最近よく聞く「クラウド」ですが、基本的には「サーバー」と変わりません。
※サーバーとは・・長期保存用のコンピューター。中身はパソコンと同じ「CPU」「メモリ」「ストレージ」も、通常パソコンと違う点は堅牢性(24時間常に安定的に起動)(セキュリティ面)の高さ。
元々サーバーはバックアップやデータ保存用として、自宅や会社内に設置されましたが、手間やリスク分散から外部レンタルサーバーが主流になり、更に通信速度や無線技術の向上、そして仮想サーバー技術により「クラウド」が登場しました。
クラウド 3つの特徴
「クラウド」の特徴は「①外に保存する」「②ソフト・アプリ不要」「③同期性」です。
①外に保存する
これまでの「サーバー」も「外に保存する」のは同じですが「誰でも簡単に外に保存できる」のが「クラウド」です。
※サーバーでは「FFFTP」転送ソフトや知識などが必要になります。
②ソフト・アプリ不要
例えば電子メール(Eメール)の場合、従来であればバソコンに「Outlook(アウトルック)」などメールソフトをインストールし、受送信メール履歴もパソコン本体に保存するのが一般的でした。しかしGメールやYahooメールなど「全てをWeb上で利用する」使い方が登場しました。
これにより「ソフト(アプリ)」も「データ」も、本体端末に保存せず、「全てをWeb上で利用する」ことで、デバイスや場所に囚われない「クラウド」という概念が広がりました。
③同期性
これまでは「アップロード」(※サーバーにデータを送信転送すること)が一般的でしたが、通信インフラや速度の発達により「かんたんに同期」できるようになりました。
このように「パソコンの中」→「インターネット上」に移動させることで、端末デバイス(パソコンやスマホなど)や場所に関係なく、シームレスに使えるのが「クラウド」の特徴です。
「クラウド」名前の由来
正式名はクラウドコンピューティング(cloud computing)で、略してクラウドが通称になってます(cloud は雲の意味)。
「クラウド」という名前はグーグル社の当時SEOだったエリック・シュミット氏だと言われています。
一方、ソフトやデータを一極集中させ、そこにユーザが「群がっている」ことからクラウド(crowd=群がるの意味)と呼ばれるようになった。
またデータやソフトがどこにあるかは分からないけど、どこかにあるイメージが雲(cloud)の中で操作しているように見えることから呼ばれるようになった、など諸説あるようです。
まとめ
従来のパソコンにデータ保存しソフトはインストールという使い方から、通信技術・インフラの進化により「クラウド」が誕生しました。「データやアプリソフトを外部に保存して使う」「かんたんに同期できる」ことで、デバイス(PCやスマホ)や場所に関係なく使えます。
「クラウド」とは基本「サーバー」と同じ「データを入れる箱」で、中身はパソコンと同じですが、堅牢性(24時間常に安定的に起動し高いセキュリティ)に特化されています。