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【IT用語】インターネットとWebの違い

2021年11月12日

「ネット」や「web」という言葉を普段から聞いたり使っていますが、正直いうとよくわからない時ありませんか?
そこで、この記事では違いや意味を超わかりやすく解説していきます。

インターネットとは?

数台のコンピューターをケーブルや無線などでつないで、情報をやりとりできるようにした仕組みを「ネットワーク」といいますが、つながりをさらに外まで広げて世界規模でつながる仕組みが「インターネット」です。つまり世界的な「通信網」のことで、略して「ネット」と呼ばれます。

しかしお互いのシステムや言葉が違うと、いくら「インターネット」で世界的にコンピューター同士がつながっていても、相手のファイルや画像、連絡のやりとりができません。
そこで世界基準システムを作って誰でも「見える化」したのが「Web」システムです。

Webとは?

いくら世界中のコンピューターがつながっていても、互いのシステムが違うと意味がありません。そこで世界標準システムを決めました。それがWWW(World Wide Web:ワールド ワイド ウェブ)システムです。
この世界共通システムのおかげで、世界中のコンピューターから、ページ(文書)を公開したり、読んだりできるようになりました。

WWW(World Wide Web )を略してWeb(ウェブ」と呼ばれます。
ネットワークがクモの巣(Web)のように見えることから命名されました。

具体的には、Webシステムの一部である「ハイパーテキスト」というシステムで、世界中のページ(文書データ)がつながっています。
このハイパーリンクでWebページ(文書データ)をつながり、「記事1」→「記事2」など、関連した情報ページを読むことができるのです。
このひとつひとつのWebページをまとめたものが「Webサイト」と呼ばれます。※日本では「ホームページ」とも呼ばれます。

Webサイト? ホームページ? 違いは?

一般的(世界的)にWebページの集まりを「Webサイト」と言い、いちばん最初に表示されるページを「ホームページ」と言いますが、日本ではサイト全体を「ホームページ」と呼ばれてきました。
最近では「くわしくはWebで・・」など、海外同様にサイト全体を指して「Webサイト」と呼ぶようになりましたが、すでに国内では「ホームページ=サイト全体」で定着しているので「間違い」というコトではありませんが、海外とは違う点だけ知ってておきましょう。

海外では「Webサイト」日本では「ホームページ」と呼ばれることが多い

かいせつ

日本では「ホームページ」と呼ばれますが、グローバル的には「Webサイト」と呼ばれます。
本来「ホームページ」は日本で言う「トップページ」(サイトで一番先に表示されるページ)の事を言います。
●サイト全体=海外:Webサイト 日本:ホームページ
●サイトのトップページ=海外:ホームページ 日本:トップページ
●記事の最初の方=海外:トップページ 日本:特になし

まとめ

「インターネット」が世界規模のネットワーク(通信網)に対して、「Web」は世界共通システムです。このWebシステムの一部である「ハイパーテキスト」で、世界中のページ(文書データ)がつながることで、誰もが文書や音楽や画像を公開したり見ることができるようになりました。

ネットとWebの違い

  • 「インターネット」=世界中のコンピュータをつなげるネットワーク(通信網)です。
  • 「Web」=ネットを使って誰でも使えるようにするシステムのことです。

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