本要約

【本要約】夢をかなえるぞう

2021年11月4日

本著は自己啓発本の名著「人を動かす(D・カーネギー)」をエンタメ化、対話形式にすることで、超分かりやすく現在版に和訳された自己啓発本です。著者の水野敬也さん自体が非常にお笑いセンス溢れる方で「ウケる技術」「LOVE理論」など、楽しみながら学べる作品を出されています。
なお本記事は書籍以外に「中田敦彦のYouTube大学」も参考に記述しています。

あらすじ・内容

主人公の平凡なサラリーマンが成功者のパーティーに出席するが、あまりの格差に泥酔。帰宅後インド土産の像を手に「人生を変えたい・・・」と言いながら寝落ちした翌朝、部屋には関西弁を喋るゾウの神様「ガネーシャ」が目の前に。
ガネーシャ曰く「歴史上の偉人はワシが育てた。ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん」と豪語し、「このままやと2000%成功でけへんで!」と1日1個の課題を行うことに・・。
課題は「靴をみがく」「募金する」など地味なものばかりだが、「食事は腹八分に抑えるんやで!」と言いながら、当の神様本人が大食漢大の甘党で、禁煙を誓っておきながらスグに吸い始めるほど意思が弱い。主人公に変身し会社で騒動を起こしたり、釈迦も加わり一緒に遊園地で大騒ぎ、など「お笑い」を挟みつつ、偉人の格言やエピソードをガネーシャが伝えることで主人公が少しずつ変わっていく物語。

まとめ

説教がちな自己啓発本を、ユーモアと笑い溢れるストーリーで「偉人の格言やエピソード」が身近に感じてスッと入ってくる自己啓発本。
中でもインドの神様「ガネーシャ」のキャラ設定が秀逸で、関西弁で偉人を君付け、ちゃん付で呼び、狂言自殺を企て、ふてくされ、甘いものでスグ釣られたりと、神様でありながらダメ人間さ溢れ、憎めないキャラが引き立っています。

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