本要約

【本要約】人は話し方が9割

2021年10月19日

ベストセラー本「伝え方が9割」の便乗本かと思いましたが、失礼しました!「会話が苦手」な人にとって根本から考え方を変える「会話メンタルの教科書」と言えるべき名著です。今回は「人は話し方が9割」を読んで紙1枚にイラスト図解しました。

著者の永松茂久さんは大分県中津市生まれ。2001年3坪のたこ焼き行商から商売を始め、大繁盛店に育て上げた後、「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」コンセプトで、全国で数多くの講演、セミナーを実施。人材育成や講演、セミナーを実施され、2016年に東京に拠点に移して執筆、コンサル、イベント主催、ブランディングなど展開する実業家の方です。
本書は2020年書籍累計発行部数70万部、単冊売上年間1位(日販調べ)のヒット書籍です。(参照:永松茂久公式サイトより)
※本記事は書籍以外に「中田敦彦のYouTube大学」を参考にしています。

人は話し方が9割

話し方とは聞く事(話す技術より聞く態度)

スティーブ・ジョブス、プロの講演家、お笑い芸人のようにペラペラ流暢に話す必要は一切ない。大切な人に嫌われないためには「話すスキル」より「相手が気持ちよく話せる環境をあなたが作りなさい」。つまり今までの考え方を変えるマインドチェンジの本。

人間の3大原則

人間は「笑わせてくれる人」よりも自分の話で「笑ってくれる人」の方が大好き。流暢に話す人は「スゴい」と思うが「好き」にはならない。なぜなら全ての人類が「自分にしか興味がない」から。
人に好かれ、嫌われないためには、人間の3つの大原則を満たせばOK。

  1. 自分にしか興味ない(集合写真で真っ先に見るのは自分)(占いで一番気にするのは自分の星座)
  2. 自分のコトを分かってほしい、みとめてほしい。(自己承認欲求)
  3. 自分をわかってくれる人が大好き

拡張話法(相手の話をひろげる方法)

相手が気持ちよく話せる場をつくましょう。どうやって作るか?→拡張話法が効果的です。
※顔・声・体全体で表情、自分の思う10倍のオーバーリアクションで。(さんま御殿、新婚さんいらっしゃい、カジサック)
※キーワードリストを書き出して英単語のように丸暗記(トイレや天井に貼っておく)。

拡張話法

  • 感嘆 自分が思う×10倍で反応「えぇっ?」「ほぉ~!」感嘆詞!?・絵文字😊・音符♬付ける
  • 反復 相手の使った言葉の言い換えNG、そのままオウム返し、
  • 共感 「わかります」「そうですね」キーワードリストを丸暗記
  • 称賛 自分が思う×10倍で反応「スゴい!」「さすが!」「やっぱりスゴい!」「はじめて聞きました!」「見たことない!」
  • 質問 「もっと聞かせて」「それでどうなったの?」「何がきっかけ?」

※これはおべんちゃらではナイ!(好きな人が気持ちよく話せる場つくり)
※すべての人に行う必要はナイ!(好きな人だけに行えばOK!)
※嫌いな人には黙ってニコニコしてればOK!

話してはいけないNGリスト

悩み相談を受けた際に留意する点は以下の2点である。相談者側はアドバイスなんて求めておらず、話を聞いて共感して欲しいのである。なぜなら、人は感情の生き物だからである。

NGリスト

  • 相手によって態度を変えるな 弱い人に横柄にするな・年下でも丁寧に接する
  • 4Dワード 「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」
  • 悩み相談へのアドバイス 助言より共感・聞き手に徹する・拡張話法で
  • 悪口 周りが悪口を言ってる場合→その場から退席してOK

まとめ

全人類がいちばん大好きで興味があるのは「自分自身」。誰もが「自分の話」を聞いてもらいたくて渇望しています。
そこであなたが「一番気持ちよくなる環境」を作ってあげましょう。全肯定で全てを受け止め、ピッチャー(話す方)に回らず、聞き手に徹しましょう。
つい「自分も話したくなる」所ですが、グッとガマンしましょう。会話とは「どれだけ相手にフォーカスし続けれるか」に尽きます。

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