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おすすめ液タブ!ワコムCintiq16(シンティック16)

液タブ(液晶ペンタブレット)は高額なため気軽に手が出しにくい存在でしたが、ワコムの「Wacom Cintiq 16」なら6万円ほどで上位クラス同等のペン性能を実現しています。
実際のレビューも含めて、この記事で液晶ペンタブレット「ワコム シンテック16」について解説していきます。

そもそも液タブとは?

「液タブ」は「液晶タブレット」の略で、液晶画面に直接ペンで書き込めるので、初心者でも違和感なく直ぐに使えます。その反面(ペンタブに比べ)高額で、20万円~50万円と気軽に始めるにはハードルが高かったのですが、近年は3万円ほどのエントリーモデルや、6万円ほどの一部機能に絞ったモデルもあり、ずいぶんと垣根が低くなりました。
一方「ペンタブ(板タブ)」はペンタブレットの略で、モニター上のポイントを見ながら手元のタブレット上にペンで書き込みます。ペンの移動や筆圧をタブレットが感知して、線に変換する仕組みです。液タブより安価(5千円~3万円程度)で軽量ですが、正直「むずかしい」です。
板の上でペンを動かす距離と、モニター上の距離に差があるので、感覚をつかむまで時間がかかるので、初心者向けとは言えません。

Cintiq16(シンテック16)の特徴

ワコム「Cintiq 16」は一言で言うと「コスパの高い中性能の液タブ」です。
上位機種の機能を一部省略も、ペンタブのキモ「筆圧レベル」は上位機種と同じ最高レベルの8192段階で筆圧を感知!
大きさはB4マンガ原稿用紙と同程度なので、感覚的にも紙から移行しやすいサイズ感です。

メリット

描きやすい!ペーパーライクでザラっとした描き心地(ツルツルしてない)
画面も適度な大きさ(B4マンガ原稿紙ほど)で描きやすい
明るい画面で解像度高く(フルHD)、反射が少なく見やすい
どの角度からでもキレイに見えるIPS液晶

デメリット

大きさや重さから、携帯性は低い
電源ケーブルが長く、HDMIとUSDケーブルがわずわらしい
折りたたみスタンドは固定(角度19℃)なので使いにくい
左手デバイスがあれば便利

Cintiq 16 と Cintiq Pro 16 との差

上位機種の「Cintiq Pro16」より最大解像度やタッチパネル機能など一部機能の差はありますが、ペン性能や液晶サイズも同じで6万円は破格の値段です(Proは18万円前後)。Proとの大きな差は以下の通り。

●NTSCカバー率
液晶画面の色域の違い(72%:85%)です。この数値が高いと、印刷のときに画面と同じ色で実現しやすくなります。商品撮影やモデルさん肌色など、出力(印刷をする)前提のガチレベルでは違いが出てきますが、インキやプリンターが違うだけで色の差は出るので、そこまで気にする範囲ではありません。
●解像度
「Cintiq 16」の解像度がフルHD(1920 x 1080px)に対し、Proは4K(3840 × 2160px)です。こちらも高画素の写真を編集するわけではなく、イラストやマンガ制作では解像度の差はほとんど影響ありません。

もちろん予算に余裕があれば「Pro」がおすすめですが、はじめて購入する方にはコスパの高い「Cintiq 16」がオススメです。

まとめ

ワコム「Cintiq 16」は「コスパの高い中性能の液タブ」です。
これまでは20万円以上する液晶ペンタブレットでしたが、6万円ほどで上位機種と同じ最高レベルの8192段階の筆圧感知を搭載しています。
大きさもB4マンガ原稿用紙と、紙から移行しやすいサイズ感なので、これからマンガやイラストを描きたい方や、デジタル描きを始めたい方に最適な液タブなのでぜひ使ってみてください。

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